【製造業】生産管理システムは費用対効果のよいものを!原価管理とシステム導入を成功させるポイント
目次
生産管理システムの導入・費用のことならお任せ!
製造業における原価管理について
製造業や建設業で価格設定や決算をするのに欠かせないのが、原価計算です。原価計算をすることで、適正な販売価格を設定して利益を確保できるようになります。
「原価」は商品の生産に伴う材料費という認識を持っている方も多いと思いますが、材料費に限らず商品の生産やサービスの提供に直接関連する費用のことです。そのため、製造業のみならず、飲食業やIT業や接客・サービス業などでも原価管理を行う企業は多く見られます。
原価計算は知っていても、原価管理となるとどのようなことをするのかイメージがわきにくい場合もあるかもしれません。
原価計算の算出要素となるデータには、どのようなものがあるのでしょうか。また、原価管理とは原価計算と何が違い、どう役立つのでしょうか。
ここでは、製造業で大切な原価管理について解説いたします。原価管理システムをさらに発展させた、合理的な生産管理システムについてもあわせてご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
坂本レゾナンスでは、生産管理システムの開発・販売を行っています。価格についても、お気軽にお問い合わせください。
原価管理について
原価管理とは製造業や建設業で原材料や製造過程でかかる費用、企画段階からの労務にかかる費用まで、あらゆる費用を含めて原価を算定することで、財務管理をしやすくするために行うものです。
原価に含まれる費用の種類は?
原価に含まれる費用は材料費と労務費、いずれにも含まれない経費に分けられます。
材料費は物品の消費によって生ずる原価要素です。
- 素材費や原料費
- 買入部品費
- 燃料費
- 工場消耗品費
- 消耗工具器具備品費
労務費は労務用役の消費によって生ずる原価要素です。
- 基本給のほか割増賃金を含む人件費
- 雑給
- 従業員賞与手当
- 退職給与引当金繰入額
- 健康保険料負担金を含む個々の福利厚生費
経費は材料費と労務費に含まれない原価要素です。
- 減価償却費
- たな卸減耗費
- 福利施設負担額
- 賃借料や修繕料
- 電力料
- 旅費交通費
原価計算は何を基に計算するの?
財務会計に基づき材料費・労務費・経費の原価要素の基礎資料を作成して計算します。
原価計算の目的は?
原価計算は主に決算や価格決定、原価管理を行う目的で行います。
- 決算目的:企業の決算の貸借対照表や損益計算書に計上する棚卸資産の評価や売上原価の算定するため
- 価格決定目的:製品価格を決定するため
- 原価管理目的:より正確な見積原価を出し、原材料の単価の変動をシミュレーションするため
原価管理ではどのようなことをするの?
原価管理では、予定原価とも呼ばれる製造前にあらかじめ設定した標準原価と、実際に製造や工事を行った際に発生した実際原価をそれぞれ算出して比較します。計算上の標準原価と現実の実際原価に差異があった場合には、その差が発生した理由まで分析していくのが原価管理です。細かな計算の仕方には、累加法・非累加法、製番別原価・品目別原価など異なる方法があります。
原価管理システム
原価管理を行うシステムで、生産管理システムの中に含まれます。
原価管理を実施する理由とは
原価計算をして価格を決定するだけでなく、生産コストを下げ利益を最大化するためには原価管理が欠かせません。
原価計算の変遷
原材料だけでなく製造過程でかかる費用、企画段階からの労務費用などを含めた原価を算定する原価計算は昔から行われてきました。さらに近年では、原価計算だけでなくその分析結果も経営管理者に示すことが求められるようになってきています。原価を分析して原価の維持や低減を図ることで、利益を最大化することが求められるようになっているのです。
原価計算自体もより厳密に行い、算出した計算上の標準原価と実際場面での原価それぞれを比較し、差異があった場合には差が発生した理由まで分析することで利益を改善することを目指します。このような取り組みは、原価管理の1つでもあるのです。
原価計算と原価管理の現状は?
原価管理のための計算には一定の秩序を持った原価計算基準が用いられていますが、現時点では多くの企業がそれぞれ個別に表計算ソフトなどを使用して算出管理しているのが実情です。原価を構成する要素は多岐にわたり、複雑で変動も多いため、この原価の変化に対応しきれていない企業も少なくありません。
特にサプライチェーンのグローバル化が急速に進行する現代では、世界情勢や個々の国の個別の事情までを念頭に置いて変化を予測しなければ、リスクに備えることができないのです。
労務コストも改善!原価管理システムの導入
原価管理では複雑な計算式を使います。そのため、表計算ソフトなどで独自に作成し、管理することは現実的ではありません。優秀な原価管理システムを導入すれば業務の正確な計算を短時間で行えるだけでなく業務を簡略化してくれる機能もあるため、労務コストを削減することもできるのです。
さらに便利な生産管理システム
原材料費の購入など原価管理に関連するデータだけでなく、納期などの日程管理や在庫管理などのデータも一元化してシステムの中に組み込むことができると、会社経営全般に役立てることができるでしょう。
その中でも在庫管理は製造だけでなく、売れ筋は何か、キャッシュフローの状態などの会社の経営状況をリアルタイムにチェックするための重要なデータになります。原価管理と在庫管理を一元化して生産管理システムとすることがおすすめです。
生産管理システムの費用のご相談なら坂本レゾナンス
システム導入前に確認するポイント・生産管理システムの種類
高い費用をかけて導入する生産管理システムを安易に選んでしまって、後から必要になった機能を追加できなかったり、重要な機能が適していなかったりしては大変です。企画から原材料の管理、製造、在庫管理、決算まで、しっかり会社の運営に役立つ生産管理システムを導入したいものです。
ここでは、生産管理システムの導入前に押さえておきたいポイントと、生産管理システムを手掛けているおすすめの開発会社を探すために役立つ比較をご紹介いたします。
生産管理システム導入前に確認するポイント
製造業の現場における重要なデータ、納期や在庫、工程、原価などを一括管理してくれる生産管理システムは、製造業の経営だけでなく現場も支えるシステムです。
各部門で異なる生産管理システムへの期待
生産管理システムは経営の要のシステムであるため、導入時には各部門からの期待も高まります。経営部門はもちろん、営業部門にとっては見積原価の根拠が明確にできることでトラブルが減らせるうえ、合理的に顧客管理ができることが期待されるでしょう。
また、設計部門では設計以外の雑務に悩まされる時間を減らして、設計に集中できるはずです。製造部門では、膨大な種類と量がある材料や部品の管理をスムーズに行い、無理や無駄のない工程スケジュールを組むことができるようになります。
生産管理システム導入の主な目的を明確に
それぞれの部門からの期待はどれも大切なものではあるものの、まずは生産管理システムで改善できる可能性の大きさと、企業にとっての重要度のランク付けを行い、解決したい課題の優先順位を整理してください。
生産管理システムが扱うデータを選択
生産管理システムは、原価、納期の日付、在庫の数などといったデータを扱うシステムです。
<生産管理システムが扱うデータ>
- 在庫管理
- 販売予測
- 原料の所要量計画
- 製造能力計画
- 日程計画
- 原価管理
- 進捗管理
- 購買管理
これらはすべて数字で表されるデータで、さらに技術情報管理が含まれる場合もあります。工場の業種や生産形態によって適している生産管理システムが異なるため、注意が必要です。
パッケージで提供される生産管理システムと委託開発の生産管理システム
パッケージで提供されている生産管理システムも存在しますが、そのシステムで優先順位が高かった問題を解決できるかどうかをしっかり確認してから導入を決定してください。
問題解決に必要な機能が搭載されていないことが、導入後にわかることもあります。また、現在必要がないと思った機能でも、導入後に機能追加できるものがあるかどうかも確認しておくと安心です。
パッケージの販売だけでなく、業種に合わせた生産管理システムのソフトウエア開発を行っている業者を選ぶと、よりその企業に最適化した生産管理システムに近づけることができます。
開発会社ごとに異なる生産管理システム
下記では、様々な開発会社の比較をご紹介いたします。
工場の規模に合わせた高速処理ができる多機能な生産管理システム
メーカー系の生産管理システム開発の実績が豊富な開発会社では、工場の規模に合わせて、納期の正確な算出に役立つ生産管理システムを提供していることが多いです。
高速処理ができる多機能な生産管理システムが売りのパッケージシステムになっており、受発注や在庫管理、販売管理などの周辺業務のシステム開発を同時に行うことも可能です。
企業の業種やテーマに合わせた専門性の高い生産管理システム
業務アプリケーション開発からITインフラの構築まで総合提供する開発会社では、開発規模が大きく難易度の高い生産管理システムを提供しています。企画、製造から販売、決算までの対応が可能なメーカーの生産管理システムだけでなく、生保・損保業界向けの業務システム、医療システムなどでも豊富な実積があるのが特徴です。
生産管理システムを導入する企業の業種やテーマに合わせた専門性の高いITソリューションを提供できる点が強みといえます。
企業活動全体をフォローできる使いやすい総合的生産管理システム
問い合わせ窓口からECサイト、物流、生産管理まで、ITシステム全体の企画と設計、システム構築、運用保守改善まで総合的に提供している開発会社もあります。生産管理システムだけでなく、ショッピングサイト・アプリなどと販売を含めた生産管理システムのサーバーサイドやデータベースのシステムなどの部分を連携させ、企業活動全体をフォローできる生産管理システムを構築することも可能です。
コスパがよい、セミオーダーの生産管理システム
業務システムや基幹系システムから、サーバーやネットワークなどのITインフラ全般の構築まで幅広く対応に加えて、セミオーダーでの開発を提供している開発会社も多くあります。
セミオーダー開発では、どの生産管理システムにもある標準機能を拾い出して組み合わせた基本システムを、業種や企業の個性に合わせて機能を追加して開発していくのです。基本システムに付け加えていくため、最適なシステムを手ごろな費用かつ、短期間で提供することができます。
業種や企業にあった費用対効果の高い生産管理システムを導入しよう
原価管理や在庫管理、決算方法などは、同じ製造業でも業種や企業によって異なるため、市販のパッケージソフトでは期待した生産管理ができない場合は少なくありません。1つの企業でも部門によって生産管理システムに求めることは異なるため、企業として優先順位をつけることが大切です。
生産管理システムで改善できる可能性の大きさと、企業にとっての重要度のランク付けを行い、生産管理システムで扱うデータを選択して目的に合った開発会社を選ぶとよいでしょう。
費用対効果の高い生産管理システムの導入をお考えなら、坂本レゾナンスまでお問い合わせください。経産省IT補助ソフトとして認定された、安心・便利・導入しやすいソフトウェアを販売しているほか、業種に合わせて最適なシステムを受託開発いたします。しっかりとヒアリングを行い、お客様が課題とされている本質を発見し、開発に活かします。顧客管理や受発注・各種伝票はもちろん、工程管理・外注管理など生産管理機能を主軸に御社の業務を力強くサポートいたします。
必要な機能だけ使えるシンプルなソフトウェアがほしい、自社に合うソフトウェアが見つからないという方は、ぜひお問い合わせください。
費用対効果の高い生産管理システムの導入なら坂本レゾナンスへ
会社名 | 株式会社 坂本レゾナンス |
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代表者名 | 坂本 宥空 |
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